どのように就職活動を行っていましたか？

もともとは士業を目指していたので、就職活動は士業の事務所を考えていました。
士業の本試験が近づいてくる中で、このまま士業としてのキャリアをスタートさせてよいのかと、ふと立ち止まりました。

ビジネスパーソンとしてのキャリアを積まずに、士業という特殊な世界に飛び込む不安感でもあったと思います。
弁護士事務所で働く中で、専門性、プロフェッショナルとしての姿勢に憧れを抱きつつも、士業ならではの特殊性も感じていました。

士業の未来が予測されている中で、時代の流れとともに、士業としてうまくやっていけなかった未来を想像したときに「まずはビジネスマンとしての土台を作ろう」と考え、士業の勉強と両立して、広く企業を見るようにしました。

リトライブに入社を決めた理由を教えてください。

一言で言うならば「人」です。
逆求人イベントで、当時の取締役の方とお会いし、惹かれ、社長と会い惹かれ…といった形です。
またベンチャーならではの大らかさのようなものも感じ、キャリアのスタートダッシュが遅れた自分にとって最高の環境なのではと思いました。

人に惹かれながら、一番の決め手となったのは最終面接です。
自分のコアコンピタンスに関する問答をしたのですが、終わった後に思わず歯ぎしりしてしまうような内容でした。正直落ちたと思っていたので、受かっていたことにとても驚きました。

リトライブに入社し、社会人生活がスタートしての感想はどうですか？

大変なことは、自分にITの知識が全然ない状態でIT業界に飛び込んだことが一つと、アウトプットが苦手な自分が営業職を務めていることです。
どちらも自分の弱点でありながら、自分の将来にとって必要なことでもあります。迷惑もかけることも多いですが丁寧に皆さんが教えて下さるので、大変感謝しています。将来的に、会社に対して色々な形でお返しできればと思っています。

嬉しいことは、大らかさのような雰囲気を入る前から感じていたのですが、その雰囲気そのままに、初めのうちから一定程度の裁量が認められながらも、色々アドバイスをいただける環境だったことは、想像以上に自分にとってよかったかなと思っていますし、そのような環境を築いてくれいてる先輩方には感謝しかありません。
また工夫次第ではあると思いますが、日々の動きがルーティーン化して退屈に感じることがないことも自分に合っているのかと思います。

これからどのように働いていきたいですか？

現在は営業部にいますが、企画もできるようになり、営業させていただいている開発・制作会社様、依頼先に困っている発注企業様含め、関わる方々全員をポジティブな形にできればと思っています。

そうなるための知識も経験も人間力も全て足りていないのが自分の現在地です。
それを受け止めた上で、日々失敗と発見が溢れるような働き方が出来ればと思っています。
この会社・環境ならその働き方が出来ると思っていますし、困難な道もあるとは思いますが、その歩みを皆で登っていきたいです。

就職活動をしている方に向けて一言メッセージをお願いします。

偉そうな言葉を言える立場にはいないのですが、「大変だぞ。」とはっきり言ってくれる会社に入るのがいいのかと思います。
太鼓持ちをするわけではありませんが、リトライブはそうでした。会社が素直になってくれるからこそ、自分も素直に働けるのではないかと思いました。

SDGsやコンプライアンスなど会社のあり方を示す様々な基準がある中で、分かりやすい「いい会社」という企業が目に留まることもあるかと思います。美辞麗句だけをそのまま受け取るのではなく、はっきりと現実を言う会社の方が、働く側も素直になれるのではないでしょうか。
人生100年時代と言われ、ここから長い道のりが始まります。折角その道を歩み始めるならば、最初くらい素直に会社と、そして仕事とキャリアをスタートした方がよいのでは、というのが私の持論です。
私にとっては、まだ始まったばかりではありますが、自分が素直になれる会社からキャリアを初めて、起きることすべてを素直に楽しんでいます。

僭越ではありますが、みなさんにとって最高のキャリアがスタートすることを祈っています。